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ディスクドッグと犬ぞり

二つのスポーツの間にある違いを見つけられない。

もちろん、プレイヤーのスキルやトレーニングのクオリティーがものを言うのは当然のこと。

それでも、一番に求められるのはプレイヤー(犬ぞりではマッシャー)と犬の間の信頼関係。これがなければたどり着けるステージはたかが知れている。

名前を呼ばれたらよろこんで飛んでくる、そんな犬でなければ越えられない水準がある。

良い関係性が出来上がっていれば名前を呼ばれた犬はそこに30頭の犬がいようが、ほかの犬をかき分けてやってくる。

この当たり前のことができるようにいつもトレーニングを積み重ねる。少しでも気を抜くと必ず落ちこぼれてしまう犬が出てくる。

だから細かく細かく犬たちを観察して、彼らの気持ちをくみ取っていく。

やっぱりこれはディスクドッグと一緒。

そうでなければ、彼らを信頼して吹雪のトレイルに走り出すことはできない。
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# by dogtownfactory | 2010-02-12 23:03 | dog sports

シーズン

今年の犬ぞりレースは先週の金ヶ崎でほぼ終了。
レギュラーチームは全レースで上位を独占。

Shunsukeが目標にしているK8sがリーダートラブル?でまだ本来の走りをしていないのもあったけれど、昨年よりShunsuke自身は成長した走りを見せた。
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もうひとつのレギュラーチームで走ったTakashiも西根で優勝と金ヶ崎ではShunsukeについで準優勝。これはパーフェクト。

ボーダーコリーの5dogチームはAkiが乗って会場を驚かしていた。

金ヶ崎ではランブルの面々がスキージョーリングや1dogレースで大活躍。

残すはYearingsのリーダートレーニングを2回、と恒例の20マイルランをバギトレで。
特に20kmランは14頭の予定なので今から緊張する。それが終われば早くもシーズンオフ。

最近、犬ぞりの仲間から暖かい言葉をもらい、来年は関東エリア(群馬県)で新しいレースを立ち上げる決心を。んんんむ。さっそく、あちこちから情報をかき集め始める。


そしてDogTownはディスクドッグモードへ。例年より1カ月以上早いシーズンイン。

やりたいことが山ほどたまっている。

今年は滋賀のセミナーを皮切りに四国、九州のチャレンジゲームシリーズと続く。

6月のポーランドセミナーも決まったので、そこまで四万十のQC+カップを含めて突っ走るつもり。

忙しくて、ハードで、やっぱり楽しみなディスクドッグシーズン。

# by dogtownfactory | 2010-02-09 14:11 | dog sports

JOTT続き

15位.官澤&ポー
良くなってきているトランジット。
後一つ、勝ちたいという思いが1つ1つ動作に変化をもたらす。今はまだ、勝つ準備が整っていないように思う。まずは3ディスクぐらいのセグを加えることでクイックネスを高めるのも一つの方法。

14位.槇野&ジュール
期待の大きさからコメントは辛口になる。見たことのあるあんなトリックこんなトリックではなく、槇野ジュールだからこそのトリックやセグメントを用意してほしい。ヒントはいくらでもあるはず。はっきり言って勉強が不足している。いつも誰かの過去を追いかけているように見える。

13位.木村&プリマ
強烈にいいセグメントがある代わりに簡単にミスる場面が目立つ。
ルーチン練習の仕方に問題があるのか、まだ関係性に自信が無いのか。
飛躍を期待できるだけにこの冬の過ごし方が大事。もっとクリッカートレを。

12位.松浦&ピングー
ノーコメント。
一度じっくり、クリニックを受けた方がいいかも。素晴らしいのにうまくいっていない。世界中の多くのフリースタイラーが陥った陥穽にはまっている。

11位.阿部&アトム
そろそろ野球をやめて、ディスクドッグに専念してほしい。そんな言葉が出てくるほどに成長したチーム。ボルティングの精度をもっと上げて欲しい。迫力があってしかも安全なボルトは矛盾しない。

10位.宮代&ジェイジェイ
久しぶりの登場。やはり会場の空気を変える力はある。
ジェイジェイの迫力あるボディーオーバーを2種類くらい見せてほしい。必ず決まるBig Finishを。

9位.木村&ナツ
徐々にどこでも通用するトップクラスの実力を身につけてきている。ナツも隙のない動きを見せるようになってきた。
あとはクローズセグメントのスケールアップ。
今回のBGMはいただけない。

8位.清水&マリン
気持ちは新しいパートナーのZIPに向いているのか。きっとそんなことはないと思うので一言。そのスキップのためにももうワンセグメント考えてみて欲しい。3枚くらいのやつを。その中で犬と人のクイックネスを身につけてルーチンの密度を高めて欲しい。

7位.矢口&マウ
相変わらずルーチンの頭の45秒までは完ぺき。
ところがフリップあたりが怪しくてリズムが一気に崩れる。もう1回、ショウケースを立て直すべき。トライアングルや星型のデザインされたムーブを試してみたら。オビやダンスムーブの細かな修正が必要。

6位.二見&ルシータ
順調に成長している。ポテンシャルの高いルシータだが決して無理をさせず、
奇をてらわず基礎を重ねている。来シーズンに大きな飛躍が期待できる。あと少し焦らずに基本を習得していくことで実力の証明ができるはず。

5位.清水&ハンゾウ
2Rまではさすがの安定感を見せていたが、3Rで崩れた。USDDN後の脱力感が見えた。でもそんな暇はないことは、本人が一番よく知っているはず。来年もディスクドッグ界を引っ張る期待のチーム。

4位.松浦&パム
色々と新しい試みが見える。そろそろ今のフィニッシュトリックをトランジットトリックに変える位のレベルアップが欲しい。“パム先生”というフレーズを越えるというのは何年も前からの課題。

3位.宇佐見&コニス
安定感は抜群。
ただし、犬を見つめている時間が長すぎてトリックが詰まる場面がある。
例えば、ジグザグのスローが犬に近くなりすぎるのは、そのせい。犬がいないところに投げることで見え方が大きく変わる。このチームですら、もう一度基礎トレーニングをやり直すことが求められている。そして、次に見つめる先は世界。

2位.平井&シャック
ライバルの小西トアの出来の良さにプレッシャーがかかり、トスフェチで沈没。いい意味で勉強になったはず。ルーチンは来シーズンに向けて一考の余地あり。ヨーロッパに向けて大きなレベルアップを目指してほしい。

1位.小西&トア
この季節、ほとんど穴を見せないトアと小西の考え抜かれたルーチンがかみ合っていた。この状態の小西&トアを破ることができるチームは世界を探してもそんなに沢山はいない。
ただし、もっと下位のチームの追い上げがあって競り合ったときはどうだったのか。
勝つときはいつも断トツ。シリアスな接近戦での勝利も見てみたい。

# by dogtownfactory | 2010-01-20 00:30 | dog sports

okurebase JOTT

Japan Open Tournament のコメントを。今回は来年に向けて少し辛口。

31位. 平井&フリット
犬ぞり界から出場のフリット。ポテンシャルはでっかい。あとはもっと練習を積んでいきたい。まだ15,6回の経験ではこの程度。

30位.酒井&アデル
やろうとしているムードが見えてきている。
彼女のキャラクターが犬に反映されてくれば、きっとアデルも年齢を越えた動きを見せてくれるはず。あほグセがなくなればもっと良くなるはず。

29位. 広瀬&マル
独特の雰囲気を持つ広瀬。それだけで大きなアドバンテージがある優れたプレイヤーなのにマルにきちんと教えていない。マルの問題はきっとほかの兄弟の問題になっているはずだし、そのことはベリーの時から変わっていない。ちゃんと勉強してトレーニングの仕方を学んでほしい。きらりと光るものは見せているのに時計は5年間位止まっている。ごめん。

28位.村田&メイ
ポテンシャルの高いチーム。
ただしもっと基礎練が必要。ジグザグやアーリーパッシング、クリッカートレ。
ドッグキャッチ系のトリックをいくつかルーチンに加えるだけで、見違えるはず。バウンドバウの期待の星。

27位. 木村&ハク
少しずつ、ハクの能力が引き出せてきた。でも本当に大切なのはハクを明るい気持ちでプレーする犬にしてあげること。逆にそれさえ出来ればすぐに上位にいく準備はできている。ハッピー!ハッピー!!オビディエンスを取り入れてやってみてはどうだろうか。クリッカートレーニングもその一つ。もうちょっとだと思う。

26位.岡田&ローズ 
光るものを感じさせる。スムーズに犬を動かすこととオリジナルで絶対に決められる難しくないセグメントを一つ考えてみて欲しい。そのことで犬と人に+の連鎖が生まれるはず。そのあとにじっくりディフィカルティーを高めるトリックやムーブを取り込んでいけば上位を狙える。

25位.浅見&ハク
考えていることはGood。あとはExecutionを上げるための基礎トレ。
もっとスムーズなトランジットを心がけると大きくステップアップできる。

24位. 久保&ビーノ
以前、見たときよりも明らかに後退している。もっともっと知識が必要。ディスクドッグというスポーツが日々進歩していることに気付いてほしい。才能あふれるまだ強くなれていないチーム。

23位. 紅林&アミ
久しぶりの登場。実力の片りんは見せていたけれど、本来のポジションには届かず。ほかのチームが伸びている分後退して見える。絶対にやめないでほしいプレイヤーだけに残念。

22位.金田&シャーク
期待に違わない成長ぶり。もっともっとタグ練を。
ただし、シャークを興奮させることが目的ではないことは忘れないで。
犬のテンションを上げるディスクドッグにおおきな未来はない。
簡単なE Executionを上げるセグを一つ。

21位.酒井&マトラ
先ず今回のBGMはすごくスタイリッシュ。この音楽についていくルーチンを完成させた時には、マトラは世界に近づいているはず。来シーズンは勝負の時。

20位.岡田&ディル
シャッフルのリズム感は出色。パーフェクト。
戦い慣れてくれれば、上位に入ってくるポテンシャルを感じさせた。
ただし1つ1つのトリックをもっともっと丁寧に磨いていくこと。
トリック全体がチョッピー(ぶつ切り)になっているので細かなトランジット深く考えて欲しい。

19位.七五三木&アッシュ
基本ができないまま、アッシュのポテンシャルに乗っかってしまった。自分のよさアッシュのよさを見つめて基礎に戻ってやってみることで七五三木が想像している以上の未来が待っているのに。

18位.須貝&リン
シーズン当初の躓きはもう見られない。フリーは問題ないのにディスタンスを拒否るパターンは数多く見たことがある。才能の豊かな犬に多いこの拒否癖を乗り越えたチーム数少ない。
もちろんこれは関係性の問題からきているので解決方法はあるけれどこれがなかなか難しい。たいていは人間が根負けしてしまう。
須リンはこの壁を見事に乗り越えたと思う。拍手。決して気を抜かずに続けて欲しい。そのあとは上位進出するだけ。

17位.寺西&プリン
強烈なポテンシャルのプリン。プレイヤーがプリンのポテンシャルを生かせていない。チョッピーなルーチンをもっとスムーズにすること。プリンならではの個性を引き出してあげる努力をすること。なかなか会えないので普段アドバイスできない分、もう一言加えると、きっと優勝を狙えるはずのポテンシャルは半分も出せていない。シェットランドの割にはすごいねと言われて満足するにはもったいない。

16位.宇佐見&ココア
徐々に良くなっているのがわかる。
スピードとリーピングのあるココアに“考えること“を教えていく作業が、あとしばらく続く。それさえ上手くいけばあとは順位を上げていくだけ。

# by dogtownfactory | 2010-01-19 18:56 | dog sports

犬ぞり

あすから、宮城県のやくらいスキー場の近くで犬ぞりのトレーニング合宿。

首都圏からだと5時間ぐくらいで到着する場所に犬ぞりができるセットトレイル(ある期間だけ走ることができるコース)がある。もちろん地元の仲間たちが汗水流してこしらえてくれたもの。

例年はこの時期北海道だったけれど、しばらくは行けそうにない。

彼らが整備してくれたトレイルはすごくありがたい。

こちらからは総勢5名6チームが現地に向かって今夜しゅっぱつ。内、2チームはボーダーコリーの3頭引きと5頭引き。シスコやシャック、ルシータ、マーカス、サスケ、レミといった新旧のビッグネームが入っている。

11か月ぶりの犬ぞり。昨年肩を痛めた因縁もあるので少し疼きつつもやっぱり自分の原点のドッグスポーツ。胸が騒ぐ。自分は乗らないけど。

(犬ぞりを体験してみたい人は連絡をください。レース見学や体験することができます。
 レース予定1月23,24日/2月6,7日いづれも岩手県  オープントレイル2月中旬宮城県)

# by dogtownfactory | 2010-01-09 21:41 | dog sports