Japan Open Tournament のコメントを。今回は来年に向けて少し辛口。
31位. 平井&フリット
犬ぞり界から出場のフリット。ポテンシャルはでっかい。あとはもっと練習を積んでいきたい。まだ15,6回の経験ではこの程度。
30位.酒井&アデル
やろうとしているムードが見えてきている。
彼女のキャラクターが犬に反映されてくれば、きっとアデルも年齢を越えた動きを見せてくれるはず。あほグセがなくなればもっと良くなるはず。
29位. 広瀬&マル
独特の雰囲気を持つ広瀬。それだけで大きなアドバンテージがある優れたプレイヤーなのにマルにきちんと教えていない。マルの問題はきっとほかの兄弟の問題になっているはずだし、そのことはベリーの時から変わっていない。ちゃんと勉強してトレーニングの仕方を学んでほしい。きらりと光るものは見せているのに時計は5年間位止まっている。ごめん。
28位.村田&メイ
ポテンシャルの高いチーム。
ただしもっと基礎練が必要。ジグザグやアーリーパッシング、クリッカートレ。
ドッグキャッチ系のトリックをいくつかルーチンに加えるだけで、見違えるはず。バウンドバウの期待の星。
27位. 木村&ハク
少しずつ、ハクの能力が引き出せてきた。でも本当に大切なのはハクを明るい気持ちでプレーする犬にしてあげること。逆にそれさえ出来ればすぐに上位にいく準備はできている。ハッピー!ハッピー!!オビディエンスを取り入れてやってみてはどうだろうか。クリッカートレーニングもその一つ。もうちょっとだと思う。
26位.岡田&ローズ
光るものを感じさせる。スムーズに犬を動かすこととオリジナルで絶対に決められる難しくないセグメントを一つ考えてみて欲しい。そのことで犬と人に+の連鎖が生まれるはず。そのあとにじっくりディフィカルティーを高めるトリックやムーブを取り込んでいけば上位を狙える。
25位.浅見&ハク
考えていることはGood。あとはExecutionを上げるための基礎トレ。
もっとスムーズなトランジットを心がけると大きくステップアップできる。
24位. 久保&ビーノ
以前、見たときよりも明らかに後退している。もっともっと知識が必要。ディスクドッグというスポーツが日々進歩していることに気付いてほしい。才能あふれるまだ強くなれていないチーム。
23位. 紅林&アミ
久しぶりの登場。実力の片りんは見せていたけれど、本来のポジションには届かず。ほかのチームが伸びている分後退して見える。絶対にやめないでほしいプレイヤーだけに残念。
22位.金田&シャーク
期待に違わない成長ぶり。もっともっとタグ練を。
ただし、シャークを興奮させることが目的ではないことは忘れないで。
犬のテンションを上げるディスクドッグにおおきな未来はない。
簡単なE Executionを上げるセグを一つ。
21位.酒井&マトラ
先ず今回のBGMはすごくスタイリッシュ。この音楽についていくルーチンを完成させた時には、マトラは世界に近づいているはず。来シーズンは勝負の時。
20位.岡田&ディル
シャッフルのリズム感は出色。パーフェクト。
戦い慣れてくれれば、上位に入ってくるポテンシャルを感じさせた。
ただし1つ1つのトリックをもっともっと丁寧に磨いていくこと。
トリック全体がチョッピー(ぶつ切り)になっているので細かなトランジット深く考えて欲しい。
19位.七五三木&アッシュ
基本ができないまま、アッシュのポテンシャルに乗っかってしまった。自分のよさアッシュのよさを見つめて基礎に戻ってやってみることで七五三木が想像している以上の未来が待っているのに。
18位.須貝&リン
シーズン当初の躓きはもう見られない。フリーは問題ないのにディスタンスを拒否るパターンは数多く見たことがある。才能の豊かな犬に多いこの拒否癖を乗り越えたチーム数少ない。
もちろんこれは関係性の問題からきているので解決方法はあるけれどこれがなかなか難しい。たいていは人間が根負けしてしまう。
須リンはこの壁を見事に乗り越えたと思う。拍手。決して気を抜かずに続けて欲しい。そのあとは上位進出するだけ。
17位.寺西&プリン
強烈なポテンシャルのプリン。プレイヤーがプリンのポテンシャルを生かせていない。チョッピーなルーチンをもっとスムーズにすること。プリンならではの個性を引き出してあげる努力をすること。なかなか会えないので普段アドバイスできない分、もう一言加えると、きっと優勝を狙えるはずのポテンシャルは半分も出せていない。シェットランドの割にはすごいねと言われて満足するにはもったいない。
16位.宇佐見&ココア
徐々に良くなっているのがわかる。
スピードとリーピングのあるココアに“考えること“を教えていく作業が、あとしばらく続く。それさえ上手くいけばあとは順位を上げていくだけ。