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QC+CUP 2010

熱気に満ちたQC+CUPを終えて思うこと。
まず、はじめに前日の設営を大勢の参加者たちがお手伝いしてくれて、いっそのことゲームを始めてしまいたいほどの人数に。

そこでスネークランセッションと称して曲を流しっぱなしのフリースタイルセッションをすることに。
ふつうは顔を見合わせてなかなか出たがらないのに四万十では全部で22チームが参加。
次から次に様々なスタイルのルーチンが登場。
本番さながらのルーチンから今思いついたばかりのものまでみんな楽しそうに披露していた。
それまで翌日の本番を控えて緊張顔の選手たちの顔が一気にほころぶ。
やっぱりQC+CUPはフリースタイラーのお祭り。

最後に人気投票で上位3チームにクリッカーをプレゼント。
明日への期待とわずかな震えが会場に広がっていた。

当日。
ビッグネームたちは少しづつ、少しづつミスを犯し抜け出すことが出来ない展開。
そんな中で着実にポイントを重ねていったのが松浦パムと小西トア。

そして最後まで大きな破たんを見せずに逃げ切った松浦パムが涙の初優勝。
いつ勝ってもおかしくはない位置にいただけに今回の初勝利は新たなステップに踏み込む第一歩になるハズ。
ジグザグで見せた乱れはいまだに解決できていないテンションコントロールの欠如が原因。
どうする。

小西トアはまたしても準優勝。安定したプレーぶりは実力の高さを十分に証明した。
欲しいのは地味だけど一番大切なディスクマネージメント。
ドロップトラブルが垣間見えるようではたどり着けないステージがある。
きっと、日常の中にその鍵が隠されている。
見つけられる?

3位の平井俊介シャックはフリー、トスフェチ共に決め手を欠いて今回もメジャータイトルならず。
あと少しルーチンに手直しが必要。
常にルーチンに手を加えていく気構えはいいとしても、それがシャックに与えるプレッシャーは大きい。
ルーチンをポリッシュするということはただディフィカルティーを上げるということではない。
いかに犬にわかりやすくするということもポリッシュだし、プレーのコミュニケーションレベルを上げることもその一つ。
トリックひとつずつを丁寧にクリアしていくきめ細かさを意識できているかい?

木村ナツはいつものルーチンで勝負。着実に上位をキープ。
さて、ここからどうするのか。何かトリックを加えてくるのか、今あるものを磨いていくのか。
もし、迷いがあるならトランジットのレベルを上げてみるのはどう?
どうしてもスルーやアラウンドといったつまらないプリモーションが目立っている。
そこを詰めていけば10秒くらいのエクステンションセグを加えられる。
勿論、プレーの密度も濃くなっていくはず。
まだまだ、ポテンシャルの6割くらいしか使っていない木村ナツはそれでも4位。

安田ジーナは5位。彼はこれでハーツ、ヘニオに続いて3頭目のクオリファイ。
これは日本人では二人目の快挙。
この事実だけで彼の実力を十分に語ることができる。
いつも、会場全体をひきつける独自のムードを持っている。
こんなプレーヤーは世界を探してもそんなに沢山はいない。
安田スタイル。
勢い、テンポ、クイックネスだけではないきめ細かなルーチンを試すパートナーを得た今、西日本のフりースタイル全体のレベルを左右する彼のネクストスタイルをアクセントに入れて欲しい。

松浦ピングーの6位はお見事。
課題のテンションコントロールが徐々に成果を見せ始めている。
昔、「ディスクドッグはテンションを上げて…。」と教えていた人たちがいたけれど、事実は全く逆。
そのテンションを少しずつ低いレベルに保つことが出来るようになってきたことがピングーを聡明に見せている。
もう少し耐えて、モノにしてみて。

二見ルシータの7位は本人にとってはつらい順位か。
蓄えてきたスキルを十分に発揮できたとは言い難いポジション。
でも、オリジナルトリックのサイドウォークは復調の兆しを見せているうえに、フルにポイントを獲得すれば十分に130p越えを狙えるルーチンになっている。
その実力を本番に出し切るにはあと少しの苦い経験が必要か。
本人が狙っている大きな、大きなタイトルを獲るにはとてつもないストロングハートが求められている。
アメリカやヨーロッパのプロたちは本当にタフなハートとそれに負けないタフな肉体を持っているよ。

8位の稲屋クリスは大健闘。
特に1,2Rは予想を越えるいい内容だった。
決勝ラウンドは気の毒になるほどに緊張していたけれど、このチームの実力は十分に発揮できていた。
次は犬、人ともに最後の1秒まで戦いきれるスタミナともっとシビアに戦う経験を積んでいくことが必要かな。
それでもグッドジョブ。
ちゃんと聞く耳があるかな?

白石アスカが10位。
だいたいこのあたりが定位置なのか。
実力者なのは間違いない。
でも、ビッグネームが集まる中で優勝する映像はまだ見えてこない。
さてどうする?
丁寧なプレーぶりは好感度が高いけれど、本人も気にしているとおり爆発力は見られない。
ずっと同じテンポで進んでいくルーチンにどこかで必要なのはリズムを変えるクイックセグメント。
ヒントはステープルチェースやインクレディブルドッグスの名も知らないチームのどおってことのないセグメントの中に転がっている。
時間があるのならドグタウンに来てみるのも一つの方法。きっと何かいいことが見つかるはず。

斉藤ヒカルのルーチンにグリーンデイあたりの曲をかぶせたナラかなりイイ感じ。レッドホットチリペッパーのアイライクダートもかなりハマる。
いかがですか。
ローハイのトスがもっと安定してくレバTOP5が見えてくるでっかいポテンシャル。
トスフェチもあと35%くらい力を抜いてあげレバヒカルは全部キャッチする。
ってことはTOP3なチーム。まだ、ナラとレバが多いけど。11位。
ディスクを強く握りすぎだね。

岡林パティー12位は微妙な順位。TOP10には入れるはず。
何か、見逃していることがあるはず。
きっとそれはフィールドに登場する前にあるはず。
これほどに楽しく素敵なルーチンをするチームは珍しい。
だけど、それが結果には表れていない。
犬のテンションを高く保ちたいという思いが岡林の中にあるのかな。
それって違うよ。

木村ハクはようやく芽が出てきたと言っていい。
徐々にハクの顔つきが良くなってきて頑張るモードが板についてきた。
そうなったらプレーヤーは決してつまらない投げミスをしないことが大切。
そしてサクセスの体験を少しづつ増やしてあげればハクは飛躍的に成長してくるはず。
ハクの大きなポテンシャルを発揮できる時が近い。13位。

吉岡ジョイーは何かが変わった。
ジョイーがついに本気になり始めているのかも。
もし、そうなら近いうちに大きなタイトルも夢ではない、そんなムードを感じさせる今回のルーチン。どうか今回の覚醒が夢で終わらないでほしい。14位

15位の黒田フェンリルは評価が分かれる。
本人的は意外な順位で喜んでいるのか。
ジャッジ側から見るとフェンリルのポテンシャルもっともっと磨いて早くジョイに来んさいな。
ルーチンが内向きで常に犬と見つめあっている感が残る。
もっとタフにフェンリルを動かしてあげてみては。

木村アロハは16位。このチームのポテンシャルの高さは前にも紹介したはず。
今回もその片鱗をみせて会場を沸かせていた。
ユースケがミクシ上取り上げて一気に名前が売れたけれど今回は片鱗だけっていうのがほんとのところ。
緊張感のないピクニックゲームではなくDTCやBBDTJM、JOTTのようなビッグゲームでしびれるようなトーナメントの経験がもっと必要。

矢口マウの17位は残念無念。
復調の兆しが伝えられていただけに結果が出なかったのは本人悔しかったはず。
ただ、内容は決して悲観的なものではなくその証拠に決勝Rでは4番目に高いポイントをあげている。
プレッシャーの中で力まない演技をしてこその矢口マウだからね。

吉岡リッサの18位。これもやっぱり残念無念。
プレッシャーを感じるとディスクを強く握りすぎてミスを犯すいつものパターン。
常に上位をキープできるルーチンを持っているのに出来不出来の差が大きすぎるのはそのせい。
今度、いい練習方法を教えてあげる。

黒田シャオロンもトーナメントの前半で脱落。
ベテランチームなので緊張したとは考えらえないのでルーチン練習不足か。
全体にルーチンの意図が分かりにくくてジャッジたちを困らせていた。
そんな分かりにくいところに行かずにシンプルにシャオロンのポテンシャルとスキルを見せて。
いいものは持っているんだから、もっと胸を張って顎をあげて外向きにプレーすることが大切。
このスポーツはあくまでも第3者に対して表現するスポーツなのだから。

帖地リンは進化途中。
肩に力の入ったポージング&ボルティングルーチンからバランスの取れたスタイリッシュ&スマイリングルーチンに変わりつつある。
お願いだからこのまま続けてほしい。
笑顔と見ている人を引き付ける計算されたルーチンは両立する。
そして、より深い信頼関係を築きあげたなら、スキルは十分に上位で戦えるチーム。

今回一番高く飛んでいたのは間違いなく酒井マトラ。
よくある話だけどⅠR、2Rがいいと決勝でつぶれる。反対に1,2Rが悪い時は3Rで見違えるような演技をする。
どこかで一度3R全体をまとめる断固たる強い意志を見せてほしい。

吉岡マーカスは順調に成長していくトレイルに乗ったかもね。
後は少しずつスケールの大きなストロングパッシングスタイルをベースに育てていくこと。
そののちに自分の得意なムービングトリックをスケールを落とさずに加えていけばいい。

山崎テンカが苦しんでいたころを知っているだけにその進化ぶりには目を見張る思い。
女性では珍しいフィールドを大きく使うストロングスタイルは何よりスローイングスキルが求められる。もっともっと行けるところまで頑張って誰も追い付けない領域までスキルアップを目指して見れば。テンカにはそんなあなたのスタイルが良く似合う。トスフェチは落第。2pゾーン辺りからやり直してみたら。きっと遠回りにはならないと思う。


木村プリマについてはメンタルの弱さでつぶれてしまったね。
今回、いい結果を期待していただけにそのぶんプレッシャーがかかったのかも。
もっともっと犬があせらずに済むコマンドワークを意識しなくちゃ。
ルーチンを進めながら犬も人もどんどんあせっていく様子が手に取るようにわかった。
トスフェチも然り。
ルーチントレーニングのやり方とを間違っているのかな。
少し、変えてみる必要がある。

奈良アンジュはまさかまさかの撃沈。
ひょっとしてルーチンをふやした?
何かすべてを急いでいるように見えた。
実力の3割くらいしか発揮できなかったのは残念。
次はほんとの奈良アンジュをみんなに見せてあげて。

仲良く奈良ジャックも沈没。こちも意味なく急いだルーチン運びでミスが続発。
宮崎県えびののWWKで見せた大人のプレーは最後まで見られなかった。
奈良アンジュともども、気負いすぎてしまった?こんなもんじゃないでしょ。

順調に見えた二見シスコのサクセスストーリーもここに来て一休み。
デモ、ダイジョウブ。
あともう一つ、上手にボタンを押すことが出来ればすべてが好転するはず。
それまで少しの辛抱が必要。

伊与田アンリはいろいろと工夫してきたなと言うのが印象。
でもまだ頭でっかちになっているので決めきることはできない。
ルーチン作りのの発想はグッド。
動きも個性が合ってアンリも少し重たそうだけれど動けている。
足りていないのは実戦練習。
アンリが元気なうちに真剣に打ち込んでみては。
その時の伊与田アンリが楽しみ。

小池メイは安定したフリーながら爆発力は見えないまま。
今回はトスフェチも悪かったので下位に沈む。
メイが現役のうちにまだ誰もがやっていない小型犬だから、コーギーだからできるオリジナルなムーブやトリックを探してほしい。
今のままではハンディーを背負ってけなげに戦うコーギーチームってとこか。
逆に、コーギーじゃなけりゃってやつを見つけて、アドバンテージにしなくちゃね。

酒井アデルの4年前のVを見た。今の方が元気、楽しそう。さすがにジャンプは落ちているけれどディスクへの意欲は上がっている。酒井自身も自分のスタイルを思い出して、つい応援したくなる楽しいフリースタイルを見せている。
さ、けれどトスフェチが...。

植野ラスタのスローイングスキルはなかなかやるよ。犬なしでね。
犬がいることを意識した投げ練。犬に優しいスローイング。本番に強いハート。
それから...。身につけることはまだたくさん残っている。
これから上手くなる選手。
今の成績が笑い話になる日は来る。

木村アーチ。ナツと出来ることがアーチとはさっぱり出来ない。
ラブとボーダーの違いと言ってしまえば簡単だが、ここのところが木村が伸びていく際の際。
これからまだまだ上手くなれる木村アーチ、こちらもいつか笑い話にする。

それでは恋人たちの街プラハに野郎二人で行ってきます。
ポーランドもいろんな意味で楽しみです。
向こうでのセミナー参加者は40チームらしい。気合!!

by dogtownfactory | 2010-06-07 22:29 | dog sports

QC+CUP 2010

QC+CUPの話はちょっと待って下さい。
あと少し冷静になってから書くつもりです。

今日はH君と友達になりました。名前だけはHFで優勝していたりしているので知ってはいたけれど実際に遊びに来てプレーを見せてもらいそのポテンシャルの高さに驚き。

で、実際のプレーはポテンシャルの半分も発揮できていない。
ので、これから伸びる伸びシロは相当でかい。

気持ちも思っていたよりずっとオープンでこれは強くなれる可能性が大。
期待のニューネームになってほしい。
お疲れさま。

by dogtownfactory | 2010-06-01 23:58 | dog sports