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キューシープラスカップ その3

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Ogawa&J 8
これといって大きな穴はないので、いつも上位をキープしているチーム。逆を言えば、犬の特徴を出し切れないままルーチンが固定されている。Jの良さをもっと引き出せるオリジナリティーのあるルーチンを。又、スローイングがバックハンドに頼りすぎている。それでも飽きずに頑張るJは偉い。もっといろいろなVTRを見て、Jを活かすアイディアを見つけて欲しい。本人はとてもユニークな人なのにプレーは真面目さばかりが目に付く。

Miyadai&JJ 7
このチームのポテンシャルの高さは周知の事実。ブランクもあったので多少の割引はあるにせよ、もう何回かは勝っていてもおかしくはない。最近はスローイングのスキルが安定してきたので成績も安定している。ただ、時々見せる不注意なスローは、これから上に上がる時には、必ず大きな障害になる。もっと細かいスキルと勝ちきれる強いハートが必要。今年中に勝っておくと大きな財産になる。勝ち方を覚えるとアンビータブルなチームになりそう。

Matsuura&Pam 6
細かなスキルは無いけれど、ルーチンの完成度とパムの強烈な頑張りとでいつも上位に来るチーム。四月のサウザンナショナルで4位に入り、クオリファイも決めている。今回はフリーの不調を、本来、苦手にしているT&Fでカバーしている。日本よりも、海外では活躍しそうなムードを持つ今年のルーチン。

Kirisawa&Jet 5
本来の力の6割程度しか発揮できていない。それで、このポジションは上出来なのかも。ジェットの良さを引き出すためにまだまだルーチンをひねって見る必要がある。トランジットで本人が突っ立っている場面が2度3度。走っているのは犬だけ。一つのトランジットで人側が2~3歩分の動きを担うだけで直ぐに10秒程度の時間を稼ぐことが出来る。その10秒を使って、イージなマルチプルとかではなく、大きくてフロートしたルーチンを落ち着いて出来るはず。
自分のルーチンを俯瞰で見て、犬の動き、人の動きを観察して見ること。

Ishikawa&Chochang 4
この人のトレーニングや犬と遊んでいるところを見たら、本当に『上手い』の一言。そしてゲームでは『弱い!!』の一言。このギャップを埋めるのが今年のテーマ。犬ぞりの世界でよく言われるのは、ゲームの当日『お前は世界一だ。傍にいる奴らをぶっ飛ばせ。お前は世界一の犬を持っている。』この言葉はあらゆるドッグスポーツに共通するはず。ドッグスポーツである以上は自分の犬に自信を持ち、今出来る事以上のことは絶対に出来ないのだから、落ち着いて自分達のルーチンを一つずつこなしていくことが大切。それだけ。スキルで言えば、バッグハンドスローの軸が左前方に倒れていること。

Shimizu,C&Marine 3
このチームの実力は昨年のUSDDNでも証明されている。JDDN系以外で成績が残せないのは、ジャッジが悪いとしか言いようがない。ただし、時々見せるMarineのドライブが下がる瞬間、これは大きな減点になるので充分に気をつけてトレーニングするべき。多分、トレーニングの終り方に問題があるのだと思う。ちゃんとトレ終わりのコマンドを決めて、それまでは何が何でも頑張る。逆に言えば、犬のドライブが下がる前に必ずトレーニングを終えることが大切。こんな初歩的なことをと思われるけれど、わずかの違いでドライブに大きな差がでてくる。

Tsuburaya&Mono 2
最近小言が多くなってきたTsubu-G。ひとえに若い選手達への叱咤激励。このチームは安定したルーチンを少しずつバージョンアップ している途中経過。行ったり来たりしながら照準はあくまでも世界のはず。世界で勝てないルーチンに意味はない。タメを作るセグメントとスムーズに展開していくセグメントのメリハリがはっきりとしてくるとスゲェかも。ところで色々なVTRが送られてくるけれど、各地のビッグネームのプレーがそこに映っている。その多くは簡単にミスをしすぎ、そしてその殆どが人のスキル不足のせいで、犬がキャッチ拒否を起こしている。しかも人がそれに気付いていない。サブ。TsuburayaやYachiのVTRを見るべきだな。

Hirai,S&Shack 1
多分、最も勉強している。多くの先輩プレイヤーにインタビューして、そこから多くのことを学び、この一年で急速に力を付けてきたチーム。ドライブの低い犬を少しずつ各セグメントの中に編み込んでいった隙のないルーチンを作り上げている。DificultyやInovetionはそんなにないけれど、トリックからトリックへ、セグメントからセグメントへのトランジットを工夫して、リズム感溢れる独特のルーチンを創り上げ、観客やライバル達を味方に引き入れてしまう力がある。但し、時々ほころびを見せるT&Fは改善の余地有り。
その若さ(19歳)もあり、これから勝ったり負けたりしながらも、世界のフリスビードッグ界を引っ張っていく存在なのは確か。あとは慢心とか天狗とか勘違いとか、そんな普通のトラブルが起きるのかも。それもいいけど。

by dogtownfactory | 2008-07-05 03:41 | dog sports