メラニーのいた日

7月31日
ドイツについて先ず驚いたのはイミグレも検疫も全くなかったこと。EU内と言う事である程度の自由はあると思っていたけれど、トランジットのオランダでもそれらしきものを通過していなかったのでアメリカや日本しか知らない身にとってはびっくり。もっと小西に聞いてくればよかった。空港ではサビーヌがマーカスと一緒に犬三頭連れでお出迎え。マリノアにボーダー、ジャックラッセルを上手にヒールさせていた。お見事。こちらも長旅の後だし、ちょっとだけ意地を見せてバーニーをフリーにして芝生でドロップ。あちらの犬達は少しバーニーを気にしつつもサビーヌを見上げて許可が出そうも無いのでおとなしくしている。バーニーもそれを見て安心しておっきい方のピーをすまして、ご対面終了。とりあえず、サビーヌ&マーカスの家へ移動。ブレーメン空港から車で15分。古びた農場あとを改築した彼らの家には既にポーランドから3名来ているらしい。まだ火曜日なのにと思っていたら明日のセミナーにでるためにやってきたとのこと。明日はセミナーの日だそうです。それって俺かい?そうだよ。何人?18人。通訳無しで。そう。いきなりかい。どうやら、オランダ、ドイツ、ポーランド、チェコ。4カ国から来るらしい。楽しみかも。
思ったとおり、翌朝は早くからキャンピングカーが集まっており、こちらもヤル気がみなぎってくる。しかも、若い女性が多くそれぞれに真剣な様子でこちらのつたない英語を理解しようと聞いている。ポーランドから乗用車1台に犬6頭人間3名を詰め込んでやってきたというEvaはオビやダンスをやっているらしくなかなかの腕前ながら、緊張で上手くディスクが投げられない。そう思って見回してみると、皆それぞれに緊張しているのが分かる。サビーヌが日本人のYachiのことを相当に吹聴してくれたみたいで、皆一様に硬くなってしまっているみたい。もう一人極端に緊張していたのがクリーシーという獣医師をしている女性。DEFだけど素晴らしく性能のいいボーダーコリーとのプレーは荒削りながら相当な実力を感じた。ドッグキャッチをリクエストすると、絶対に出来ないという答え。誰がやっても絶対にダメだったから無理なのよ。やるよと俺。無理だってば。みてなよと俺。30秒後。俺の腕の中にいる彼女の犬。このあたりから皆の緊張感を好奇心が上回りはじめ、皆が乗り出してくる。しめしめ。やっぱりコマンドのタイミングが全て。あほはダメということ。他に気になったのはドーベルのGinaとリズム感のあるいい演技をしていたLydia。大柄な女性が機敏に動いて、ドーベルをたくみにコントロールしていた。日本にもすごいドーベルがいるよといったらすごく喜んでいた。マリノワミックスのSinaとメラニーのコンビはゼンゼン上手く無いけれど、その関係性のよさが光っていた。メラニーが成長しさえすれば直ぐにでも上位に食い込んでくる素晴らしいチームに見えた。そう思って見ているとドイツの女性達の中心的存在が彼女のようで一番真剣に日本人から多くのことを吸収しようとしていた。そんなに美人タイプではなかったけれど内面の美しさが際立った素敵な女性でした。何より色々気を使ってくれて、向こうでの日々を本当にリラックスして過ごすことが出来ました。ありがとうメラニー。きっといつかどこかで再会したい人です。まだまだ大勢の人に出会ったのにここに書ききることはなかなか出来ません。ただ共通して言えるのはみな情報に飢えていること。ジャパンやアメリカの事。新しいトリック、スロー、何でも知りたがる。全体にシャイっぽいこと。ちょっと何年か前の九州セミナーに行った時に似た感じ。皆、すごい実力を持っているのにそれに気付いていない。そして情報が足りていないという状況も同じ。きっと、ヨーロッパから第2のYasuda&Heartsがでてくる日も近いと思う。
Photo by Ewab0088395_2055558.gif

by dogtownfactory | 2007-08-09 18:48 | dog sports