ジョージ・アトラ

ジョージ・アトラの話をしておきたい。
病を患ってもう長くは無いという話を聞いたのは4年前だけど、その後亡くなったという話は聞こえて来ない。

彼は、生きているうちに2度も伝記が出版された犬ぞりの神様を地で行く人。
10年以上前に日本にセミナーで来日してくれた。
成田空港に着いた彼はジーンズこそ真新しいがよれたポロシャツを着て時代物のメガネをかけた何て事のない田舎のおじいさんの恰好。
ところがその身にまとったオーラの輝きはこれまで出会った誰よりもつよく放たれていた。
まさに本物の生きている伝説。
その彼の口からこぼれ出る言葉の一言一言は全てが本に残してたくなるような深みのあるものだった。

曰く、「犬は骨と筋肉と毛皮で生まれてくるんだ。そこに何を詰め込むかは俺達次第なんだよ。」

曰く、「犬は間違わないんだよ。もし、おまえの犬が間違えたとしたらそれはおまえがちゃんと奴に教えてあげなかったということなんだよ。」

曰く、「犬は犬としてモノを考え、犬として行動しているだけなんだよ。奴らに何かを求めるならおまえがきちんとそれを教えてあげなきゃ無理なんだよ。」

曰く、「最高のリーダー犬がいたよ。ゴールの3マイル前で奴は脚の骨が一本折れていたにもかかわらず、最後まで走りぬいてくれたよ。そのことで奴は3本の脚で走りぬいたリーダー犬として有名になったよ。でも、犬という動物を知らされるのはこの後だったんだ。奴はそのあと2度と俺のためには走ってくれなかったんだ。もう、足は完全に回復してからもね。奴にとって俺は足が折れているのに自分を走らせた人間に見えたんだと思う。それが犬ってもんだよ。」

彼の口から直接聞いた言葉の数々はまだまだ尽きない。


この項、以前にも書いていたらゴメンナサイ。

George Attla
http://www.youtube.com/watch?v=G2LoPiKH3Z4


6500mトレッドミルtoday

by dogtownfactory | 2010-12-09 12:39 | dog sports