Melissa

「キーンアイ」という言葉がある。
観察眼が鋭い人のことを「あの人はキーンアイを持っている」といった使い方をする。

これまで出会った中で、本当に凄い目を持った人は共に亡くなった北海道の両N氏。
この二人は良い意味でも悪い意味でも自分の人生観に大きな影響を与えた人たち。
とてもブログで書く事はできないほどに様々な思い出がある。
ただ言えることは両氏が同じ時代に生きていたことの不思議とその両氏に出会ってしまった自分の奇跡に驚く。

次に凄いと感じたのはEgil Ellisその人。
今では犬ぞり界のあらゆる記録を書き換えてしまった生きている伝説の男。
日本で初めてディスクドッグを見たときに感激すると同時に、このスポーツで陥りやすいドライブだけのプレーを直ぐに見破っていた。

Pam Martinもその一人。
これはもう長い時間をかけて培ってきた観察眼の鋭さとその時に発する一言一言の重みが違う。
ただし、これは誰に対しても発する言葉ではなく、ある種限られた相手にのみに発せられる。
大抵はあのビッグスマイルでごまかして本音はあまり言わないのが彼女のスタイル。
多分、他人を傷つけたくないのだろう。

そしてMelissa Heeterが登場する。
もしも、彼女がUSDDNを立ち上げずにプレーヤーに徹していたならと想像するとワクワクしてくる。
実際は主婦業とプロ活動、そしてUSDDNの活動でその実力を発揮する場面はなかなかないのはとても残念。
その中には世界中で発生する様々なトラブルの善後策を見つけるといううざい仕事も含まれている。
Stressful.
友達としてのアドバイスは「どんなに忙しくともいつでも見せられる2分間のルーチンは用意しておくべきだ。」
とはいっても世界中を駆け巡る彼女の日常ではなかなか難しいのはよくわかる。
でも、彼女のキーンアイはほんもの。
本当に細かなところまで彼女の眼は見逃さない。
そして何より優れているのはそれを的確に表現して解決策を見出す能力。
もうひとつは彼女自身が「無類の教えたがり」ということ。
こちらがセーブしなければ何時間でも続けてしまう。
人のことはあまり言えないけれど。

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《メリッサ・ヒーター:Melissa Heeter》

20年近く、ディスクドッグスポーツで活躍し、1997年に女性初の世界チャンピオンとなる。ピューリナ、フロントライン、ハートガードのスポークスマンであり、世界各地でトレーニングレッスンを行ってきた。現在、ドッグスポーツプロモーションオフィスWOOF! Sports USAを主催すると共に、USDDN運営の中心メンバとして、ディスクドッグ界を支えている。

by dogtownfactory | 2010-12-08 13:30 | dog sports