USDDN National Final

夜露なのかそれとも予報にあった雨なのか。
濡れた芝生で投げ練が始まる。

続々集まってくる選手たち。
昨晩の抽選会での興奮をいったん胸の内にしまいこんでフィールドは色とりどりのディスクで埋まっていく。



USDDNナショナルファイナルを戦った選手たちの紹介を兼ねてそのプレーぶりをアナウンス。

プレストン・ディーンはスカイを連れてきたので無し。犬が完全にスローダウンしているし、いくつかのムービングオーバーを除きルーチンに見るべきものがない。

マーク・ミーアは今年のスカハでギパードと組んで勝っている。ここでは意地でもロケットで勝ちたい様子。昨年のチャンピオンチーム。ルーチンはマイナーチェンジのみ。ただし丁寧なスローイングは圧巻。どう見ても優勝候補。

ルー・ヨリはちょっと礼儀知らずだったので教えてあげた。知り合ってみるといい子だったのでルーチンを見たけれどユニークなだけ。上位は無理。

モナミ・コニシは新しいルーチンをものにし始めている。爆発の予感あり。

チハル・シミズはいつもどうりの安定感。その分サプライズは無し。エクスキューション勝負か。

逆にヨシヒロ・シミズはクラデ(空手)ムーブで会場をつかむ。わずかに見せたほころびがなければ上位進出も可能。

ヤチ・ヒライは犬、人ともにいつもの迫力は無し。予定どおりなのか不調なのか。

シンジ・ヤスダは音楽が始まってひとたび動き始めると会場の空気をわしづかみ。ひょっとしたらと思った瞬間にペナルティー発生。ジャッジが冷静になってしまった。それでも好位置につけて翌日にかける。

コウジ・ヨシオカは万全ではないけれどいつものとうり。あと2発位はキャッチしておきたかった。彼のグッドアームは最大の武器。

ミチコ・マツウラはガチガチ。ほとんどパム先生に助けられながらも個性的なルーチンでセーフか。


今年はドイツからサビーヌ・ブルンとマーカス・ウルフが夫婦で来ている。どちらもドイツを代表する若手ドッグトレーナー。

サビーヌは流れのあるスムーズなルーチンが特徴。いったんはまると高い点が出る厄介な存在。アップサイドダウンを多用してデフィカルティーを稼ぐつもりか。

マーカスは相当なテクニシャン。スローイングの技術は今大会3本指に入る。ただ、連れて来たのが小型のキャトルドッグ。ちょっとこのゲームで勝ちきるには無理があるかも。しかも本人が相当ナーバスになりやすいタイプ。

トロイ・マコナントカは覚えていない。ジャック・ファールもぐうたらタイプのオーシーだったか記憶にない。

ミオ・ヨシオカは一人トスフェチで沈んで逆に最後のフリーで輝く。これがフリースタイラーとしてステップアップするきっかけになるかも。彼女の過去最高のラウンド。

トレーシー・カスターは無し。同じフリップとデリバリーが全然変わらないドッグキャッチバリエーション。トスは相変わらずうまいけれど、他に見るべきものが全然ない。いいのは彼女の人当たりだけのよさだけ。でもこれは彼女の戦略。プレーヤーズエレメントのジャッジがしっかりしていれば何の問題もない。つまらないけれどキャッチ率は絶対に良くなるルーチン。

光っていたのはドナ・シェイ。スピニングフリップドッグキャッチ。考えた奴はたくさんいると思うけれど決めてきたのは彼女が初めて。シスコあたりはやれそうだけど本番でいきなり決めてくるのはかなりカッコいい。ドナワールド炸裂。彼女のきっぷのいいフリーはいつ見ても楽しい。大大大好き。Spin!Spin!! フロリダの女王だな。

ダントツは今、世界ナンバーワンのルーチンを誇るシュンスケ・ヒライ。

まったく異次元のデフィカルティーとバリエーション。同じトリックが一つもない。オリジナルトリックとオリジナルスローの連続。リザルトが出る前にあちこちから賞賛の嵐。別に俺がやっているわけじゃないから。ほんとはこっちが欲しい評価なんだけど、事実凄いプレイヤーに育ってきている。

いきなり、チェコとドイツとノースカロライナとジョージアからフリータイムの招待が届いた。それほどに大きな衝撃を世界中に与えたみたい。(これはライブストリーム効果が大きい)


結果はみんなが知っているとおり。史上初の全米選手権2連覇達成。実際の点差はもっとあったはず。
Great job!Saun’Shack

明日からはInternational Final 世界のプロフェッショナル達の逆襲が始まる。

USDDN National Final の項 おわり

by dogtownfactory | 2009-10-21 04:03 | dog sports