inuzori
ようやく、PCが普通に動きだしたけれど今は犬ぞりのシーズン真っ最中。なかなか、PCの前に座れなかった。
でも、3月にはアリエルがあるし、四国の中村四万十川セミナーも待っている。
犬ぞりとディスクのコラボコンペの十勝ドッグスポーツフェスティバルも中札内で開催される。大変だなと思いつつも、忙しいのはいいことだ。きっと。
ところで、犬ぞり界にはこのスポーツをいつも真剣に考え、世界に通用する実力を持つ男がいる。(ディスク界でいえばTsub-Gのレベル)いつも俊介の前に立ちふさがっている。もちろん自分のことではなくて、宮城県に住むSKという男。なかなか知恵の回るやつなので、彼の考えていることをちゃんと理解できる人間は少ない。でもやっていることは基本的に間違っていない。彼のような人間があと3人くらい出てくれば犬ぞりというスポーツは今度はもっと姿を変えて必ずまた盛り上がってくるはず。 それまで日本の水準を少しでも高いところで維持していくのが自分たちの役割かな。
もう一人紹介したい男がいる。北海道身ではミスター犬ぞりと呼ばれるYT。無類の犬好きがこうじて犬ぞりの世界に入ってきて既に15年以上が過ぎた。初期のころは基礎的な知識もなく、地元の速い連中をまねるだけだったのでなかなか芽が出ずにいた。けれど情熱は衰えることなく、一人コツコツと続けていた彼は、今は亡くなってしまったN氏の紹介で8年前に知り合った。以来少しずつ少しずつ実力をつけて、今では北海道のトップマッシャーになった。決して嘘をつかない人柄と、犬に対する真面目な取り組み方はいつか北海道だけではなく、かつては札幌の会場に3万人の観客を集めていた日本の犬ぞりを立て直すときの大きな力となるはず。
N氏のことは気持ちの整理がついたときに、もう一度ブログにかきたい。自分にとっては簡単に言葉にできない深い想い出のある人。日本の犬ぞり界やディスクドッグ界の基礎を築いたその人。今は亡くなったことすら知らされずにいる遠く離れてしまった人。実はなかなかブログを更新できなかった理由の大部分が彼の死を知ってしまったことだったかもしれない。
by dogtownfactory | 2009-02-04 15:58 | dog sports